マーチの中低音ソリ。音がしっかり出ていることは素晴らしいですが、気をつけないとキャラが強過ぎたり、さらには暴力的なニュアンスすらも生まれてしまいます。
この塩梅が非常に難しく、しっかり鳴るバンドは良いのですが、音と息のスピードが速くて細くならないように、また同時に発音が強過ぎないかどうか。アタックの後に音のコアもしっかり続かないと、そのぶん音の発音ばかりが強調され、やはり「強い」ニュアンスが目立ってしまいます。
クラシック音楽に基づいた演奏法を軸としたアプローチをする場合、車でもバイクでも良いですが、モーターの回転数のレッドゾーンを使うことは一切ありません。85%または8,500回転からがレッドゾーンだとしたら、せいぜい曲のほんの一部の箇所で8,000までいくかどうか。いや、7,300まででしょうか。
スイートスポットを超えた限界値で音を鳴らすということについてまわるのは、音質の劣化です。上質な演奏をしたい場合には、相反する要素となるので、ぜひ注意してみたいものであります。
吹奏塾 in 名古屋より
2022年課題曲マーチ「ブルー・スプリング」鈴木雅史作曲(March “Blue Spring” / Masafumi Suzuki)
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【吹奏楽指揮&指導者 堀江龍太郎】
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略歴:
指揮者、作編曲家、吹奏楽指導者。東京芸術大学附属高校、ライプツィヒ音楽大学、ベルリン芸術大学大学院首席卒業。ドイツ国家演奏家資格取得。ドイツ国立音楽学校専任講師、メニューイン音楽財団ソリスト、ノルトハウゼン歌劇場契約団員、東京佼成WOやゲヴァントハウス管弦楽団等、国内外の交響楽団で多数客演を務め、過去通算3,000回を超える演奏会に出演。北海道十勝しみず吹奏楽団音楽監督。客演指揮、コンクール審査、学校指導、個人レッスンを国内外で行う。
吹奏楽指導経験:
全国の中学高校大学など70校以上を指導。台湾の吹奏楽団や高校の指導、中国や韓国では個人やグループレッスンも行う。遠隔地においてはオンラインを活用したレッスン、客演指揮やアンサンブルコンテストなどの作編曲も行う。現在、誰もが参加できる吹奏楽合奏講習会や吹奏塾を全国各地で開催。直近の予定はこちらから↓
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