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吹奏楽のための「かざぐるま」

作曲:齋須弘泰 www.facebook.com/hiroyasu.saisu

演奏:日大東北高校吹奏楽部


風に吹かれてくるくる回る、かざぐるま。ゆっくり回ったり、速く回ったり。回る姿は、色鮮やかでとても綺麗です。お祭りの屋台などでもよく見かけますね。子どもがうれしそうに回して遊ぶ姿が思い浮かびます。

かざぐるまは、仏教においては輪廻を意味する象徴だそうです。「マニ車」が元になっているそうで、文字を読めない人でもお経が書いてあるその車をぐるぐる回すことによって、お経を読んだのと同じ功徳を積めるようにというものです。

青森県にある「恐山」には、幼くしてこの世を去った子どもを守るためにたくさんのかざぐるまが回っています。子どもはお経が読めないので、代わりにかざぐるまにお経を書き、風に読ませて子どもの功徳を積ませて守る、という意味があるそうです。恐山には「地獄」「極楽浜」などといった場所があり、それぞれの場所でたくさんのかざぐるまが回っていて、何とも神秘的な雰囲気につつまれています。同じ回る姿も、背景が違えば印象はまったく逆のものになります。曲の場面ごとに、「かざぐるまの記憶」を想像してみてください。

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