冒頭の、大人になったリノへユマが宛てた手紙。 (一枚目) この手紙を書こうと思ったのは、 悔やんでいるからでも、憎んでいるからでもない。 ただ今のリノを祝福したい。そう思った。 あなたならきっと夢を叶えると信じていた。 リノは何を原動力に音楽を続けたのかな。 あの頃の私は、ただ誰かに認められたかっただけなのだと思う。 だからあの日、あなたが私の歌で涙を流してくれたことが嬉しかった。 今にして思えば、リノが音楽を始めることは必然だったのかもしれない。 私がどれだけ手を伸ばしても届かないものを、あなたは持っている。 音楽の神様がいるとしたら、その神様に愛されていたのはあなたの方。 あなたの才能を思い知る毎に、凡庸な私が浮き彫りになる。 そんな私に、あなたは羨望してくれた。天才だと言ってくれた。 だから私は最後までそう在ろうとした。 夜の月が尊いのは、唯一無二の存在だからだと、私は思う。 月は一つでいい。 (ニ枚目) 創作は0から1を、無から有を生み出す。 そう思っていたけれど、実際のところは違う。 経験こそが想像 創造に繋がる。 傷を負うまで、痛みを知ることなんてないのだから。 前にリノが、自分にはユマのような詩は書けないと、そう言ったと思う。 それはきっと、 ただ私が少しばかり早く色んな苦楽を経験したっていうだけなんだよ。 でも、今のあなたは違う。 あなたは私と遠く離れても、これまでちゃんと生きてきた。 色んな人に出会い、色んな人と別れ、誰かのことを愛したり、憎んだり。 汚いものに触れ、美しいものに触れ、嘘をついたり、だまされたり。 傷付いたり、傷付けたり、自分を見失うこともあったと思う。 それでも生きている。 あなたの作品は、あなたの人生。 あなたの人生は、あなたの作品。 きっとこれからも、あなたは大丈夫。 どうか強く生きて。 ここから、自分の感想。 子供の頃から天才だと憧れていた相手は、実はそう思う自分の方こそが天才だと思っていたという話。 きっと、今のリノはとうの昔にユマのことを追い越していて、思い出のなかの背中を追いかけ続けているのでは、と思いました。 ユマが徐々に自分の夢を語れなくなっていったのも、この手紙に書かれている通り、リノの才能に気圧されてだんだんと押し潰されていって最後には諦めちゃったのかなと妄想。 いつユマが亡くなったのかは分かりませんが、この時点で既にこの未来がユマには分かっていたんじゃないかな、と。 どこか悲しくとも感動する物語で、続きが楽しみです。
2人ともお互いのことを"音楽の神様がいるとしたらそれは彼女だ"って言っているの、上手く言葉にはできないんですが、なんかもう、すごいなって………
ピアノの伴奏で涙腺崩壊して、女性の話し方で号泣。 彼女自身のペースで語っているからこそ、滅茶苦茶心が締め付けられるし、切ない。 電車の音が本当に聴いてて寂しい気持ちになった。 ……文字が消えたり、割れたりするのが本当に好き。 胸が締め付けられる程辛いけど、なんだろう……また明日からも頑張ろうって思わせてくれる。 だれかの心臓になれたならは、間違いなくだれかの生きる理由になってる。 (その中の一人)
二人に何があったのか分かりそうで分からないけど、バラバラの物語だと思ってたものが「リノ」を軸にして繋がっていくのが圧巻すぎる
ピアノの音が綺麗すぎる! セリフの中に歌詞が埋め込まれていたりしていてこの曲の情景や意味がすごい伝わって来るような気持ちになりました! 最初から最後までピアノもセリフも本当に綺麗で凄かったです!
声が綺麗でつい聞き入っちゃいます! 2日連続でこんなの聞けるとか最高です✨
Again, an attempt at translating the story into English. Please correct me if you notice any mistakes, and enjoy the story I want to be your heart Memoir: II "world" 0:24 Holding the letter from her, I sat by the window in the sparsely filled train. 0:32 As large buildings slowly disappeared from the landscape, it occured to me that I was leaving the bustling city and reaching my hometown. 0:41 At the same time, memories of those moments came back to me with a rush. 0:46 Although it's something that had happened years ago, I didn't find it nostalgic. I had never forgotten about it. Rino Images of the Mind β 201*~ 202* 1:01 The sound of rubbing tight steel guitar strings. The rooftop of the dimly lit school building. The scent of rain wafting atop the concrete floor. The noisy railway crossing bell. The abandoned railway lines drenched in rain. The hospital ward full of stains. The metal transmission towers that cut the sky into pieces. The evening bus stop. The stationary ferris wheel. 1:21 Ordinary scenes that existed everywhere. Even though the world around me was gradually changing, I still convinced myself that the same everyday life would go on forever. 1:30 The reason why I still write about those moments, is because I haven't moved forward in life. 1:37 The reason why I still dwell in my memories, is surely because I can't say the word "goodbye". 1:43 All the things I've been through with her in that one year and a half are just as vivid as the image projected from a movie projector. 1:51 In the scenes of those memories, me and her appear as if we are being watched through a viewfinder from a slightly distant place. 2:00 The girl whose hair is cut to the length of her collar and the girl whose beautiful long black hair reminds people of a wet crow's feathers. 2:10 That day -- the scene of us performing a musical piece for the first time. 2:16 Two girls sitting side by side in front of a piano are pressing on the piano keys. 2:21 A Canon played by two. 2:23 Ever since the day I followed behind her melody, I have been pursuing her all the time. 2:29 For me, that was the beginning of a new world. 2:38 If she keeps on walking, she will be able to leave the darkness. If she keeps on running, she can even get closer to the moon. If she keeps on wishing, she can make anything come true. She strongly believes these without a sense of doubt. 2:51 That is how she looked like in my eyes. 2:55 The girl who is never discouraged by anything, who gives all she has to music. She's dazzling, noble and pretty. 3:07 I wanted to be like her. 3:12 She is, without a doubt, the reason why my world was transformed. 3:18 Or rather, she is still my entire world now.
「新世界から」のバックミュージックはもちろんですが、 “彼女は間違いなく、私の世界を変える一因だった。いや、今でも彼女は私の世界の全てと言える” 「新世界から」testerの動画説明欄の文節をここに持ってくるのグッと来た……………好きです…………
最初は「あ、続きが出てる、観てみようかな?」って軽い気持ちで観始めたのに、 いつのまにか涙が流れてた.......世界観もそうだけど文章の読み方が優しくて....なんかもう凄かった(語彙力は気にしないでください)
最初から凄い…ピアノの音綺麗だし女性の声が…良い…
もう始めから最高すぎる…… 毎回聞くたび聞くたびに部屋の中で「ふぁぁぁぁぁぁ〜〜〜」って発狂しちゃってる……
ユリイさんのこうゆう雰囲気が大好きです…
伴奏や声が素敵なのはもちろんのこと、言葉選びが本当に美しくて好き。
最高です! だれかの心臓になれたならには、こんな背景があってこんなストーリーをこの曲に込めていたと、知れて良かったです。 これからも頑張って下さい!応援してます!!!
ほんと続きが気になるようなことをするのが上手い
2日間連続でこんな良いもの魅せられたら死んでまう...
少しずつお話が繋がっている感じが大好きです
ああああ、どれもこれも今までに出てきた曲の歌詞だ。これを聞いてると今までの曲が想起される。全部繋がってだんだなって。
「誰かの心臓になれたなら」の茶髪の女の子視点の話なんだ…すごい…過去の曲たちと繋がる…ありがとうございます!
@りゅの-y2r